消火器の置き場所とその盲点

消火器の設置場所は、誰もが見やすく、取り出しやすい場所にしましょう。
例えば、
○人目につきやすい玄関
○階段近くの邪魔にならないところや踊り場
○居間や寝室の目につきやすいところ
○台所の入口など台所に近いところ
などです。
なお、風呂場や洗面所などの湿気の多い所は避けましょう。

消火器は、壁や天井ではなく床面などで燃えている火災に有効です。
壁や天井の火は一時的には消せても、消火剤の粉が落ちるため、すぐに再燃します。
消化器から消火剤を噴射しても、粉が落ちてしまっては、発火部分を覆うことができません。
消火器は、壁や天井ではなく床面などで燃えている火災に有効なものです。
壁や天井に火が移ってしまった時は無理せず、早目に避難してください。

それと、消化器の置き場所で盲点なのが、コンロのすぐ近くに置くこと。
コンロでフライパンの油などに火が燃え移った場合など、コンロの近くでは消化器が取れないことも。
そうした事が起こることも想定して、消化器の置き場所は考えていただけるといいと思います。

(参考:消防防災博物館 ご家庭に消化器を備えましょう